日々の生活で急にまとまったお金が必要になったけど、貯金では足りない。
その際の対処法として、お金を借りるという選択肢があります。
しかし初めてお金を借りるのは何かと不安。
困ったときに間違った選択をしてからでは取り返しがつきません。
今回は急にお金が必要になったときの対処法について解説していきます。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
クレジットカードを所有している場合、通常利用するショッピング枠の他にキャッシング枠というものがあります。
キャッシングの枠の分だけ現金の借入をすることが可能です。
コンビニのATMなどで引き出し可能で、そのまま借り入れることができるシステムです。
返済はいつもの引き落とし日にショッピング利用分と合算で支払うことができます。
キャッシングの金利
キャッシング枠の利用には金利が発生します。
消費者金融や銀行のカードローンと同等の15~18%の金利が発生するのが一般的です。
仮に金利12%で100万円を借りると毎月約1万円の利息支払いが必要になります。
キャッシングの利用方法
キャッシングの利用は設定されている利用可能額の範囲内となっています。
キャッシング枠はカード発行時に申し込んでいる場合もあり、カード発行時に申し込んでいればすぐに利用することが可能です。
利用可能枠では足りない場合、利用可能額を増やす事も可能ですが、そのための審査が必要になります。
消費者金融から借り入れをする
消費者金融や銀行のカードローンはテレビCMや電車内の広告などで一度は目にしたことがあると思います。
一言で説明すると「必要な時にお金を借りることが出来るサービスを提供している企業」です。
消費者金融とは
消費者金融に良い印象を持っていない方も一定数存在すると思います、そもそもどのような業者なのでしょうか。
消費者金融とは
消費者金融とは、消費者信用のうち、個人への金銭の貸付けのこと。また、貸金業業者、特に一般の個人に対する無担保での融資事業を中心とする貸金業の業態を指すことがある。
Wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E8%80%85%E9%87%91%E8%9E%8D
消費者金融と聞いて怖いイメージを持っている人も一定数存在すると思いますが、消費者金融業者は、「貸金業法」という法律に則って融資を行っているため、法外な金利で貸し付けたり、過酷な取り立てをしたりすることはありません。
闇金融と混同している方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
消費者金融の契約方法
一昔前は、駅前の無人契約機から契約することが一般的でしたが、最近契約方法が非常に簡単になってきています。
中には専用のアプリで契約の申し込みから融資まで実行する業者もあり、申し込みのハードルも低くなっています。
誰にも知られることなく借り入れをしたい方にもマッチする内容になっています。
消費者金融の金利
実際に借り入れをした際の金利についても、クレジットカードのキャッシング枠と同等、もしくはそれ以上に優遇されている場合もあります。
高金利での貸し付けなども一切ないので窓口が違うだけでクレジットカードのキャッシングとほぼ同じといっても過言ではないと思います。
銀行のカードローンを利用する
銀行のカードローンは日常で利用しているキャッシュカードを利用して現金の借り入れをすることが可能なケースもあり、借入先が銀行という事で安心感もあります。
金利も消費者金融やクレジットカードのキャッシングに比べ低く設定されている事が特徴です。
カードローンのメリット
銀行からの借り入れの最大のメリットは「総量規制」の対象ではないこと言うことです。
総量規制は「貸金業者」を対象とした制度で、消費者金融からの借り入れは
年収の3分の1までに制限されています。
つまり年収300万円の人は100万円までしか借りることが出来ません。
まとまった額の資金が必要な時は銀行のカードローンが有力となります。
ショッピング枠の現金化
ショッピング枠の現金化は、本来、商品の購入代金やサービスを後払いするために設定されているショッピング枠を利用してして現金を捻出する方法です。
クレジットカード会社はこれらの行為を認めていないため、絶対に行わないようにしてください。
現金化の種類
現金化といっても様々な方法が存在しますが、一般的に出回っている方法は下記のとおりです。
- 現金化の専門業者を利用する
- Amazonギフトカードなどを購入し換金する
- 新幹線の回数券を購入し金券ショップに売却する
- ブランド品を購入し換金する
いずれも共通することは、利用した金額以下の現金しか用意できないという点です。
現金化のデメリット
最大のデメリットは換金の際の手数料に加えて、ショッピングを分割やリボ払いにすると、その後の利息や手数料の二重負担になることです。
仮に100万円分のAmazonギフト券を購入した場合のシミュレーションをしてみます
【記事の執筆時の買い取り業者のレートは額面の70%】
100万円のギフト券を売却→70万円
【毎月2万円のリボ払いで100万円を返済した場合】

なんと100万円の返済だけで30万円以上負担が増えてしまいます。
結果から現金70万円を150万円で購入する事になることがわかります。
悪徳業者が存在する
街中の広告や、ネットや新聞・雑誌等で「ショッピング枠を現金化します」などという広告が掲載されていることがあります。
これらは、一部の業者が当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するように勧誘するものです。
中には違法な業者も存在し、現金化を入り口として犯罪に手を染めることになるケースもあります。
前述の通り 「換金目的でカードを利用する」ことは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、場合によっては利用額を一括請求される場合もありますので絶対に避けるべきと断言できます。
まとめ
お金に困ったときは視野が狭くなり通常の判断が出来なくなるかもしれません。
そんな時だからこそしっかりと考えて行動するべきです。
消費者金融のイメージが良くないと考える方も一定数存在しますが、実際は決してそのようなことはなく、皆さんが知っている業者のほとんどは東証一部に上場している信頼のできる大企業です。
安易に借入をせずまずは比較検討し自分に合った借入先を見つけることをお勧めします。